日本の競馬界において忘れてはならない名場面はヴィクトワールピサのドバイワールドカップの勝利です。ヴィクトワールピサがドバイワールドカップを制したのは2011年の3月26日です。この頃日本は東日本大震災の影響で暗い雰囲気が漂っていました。しかし、ヴィクトワールピサがドバイワールドカップを勝利したことで日本に希望を開かせてくれたのです。

レースでヴィクトワールピサはスタートで行き脚がつかなくて最後方からの競馬になりました。しかし、向正面では2番手まで追いつきます。そして、最後の直線で先頭に立つとそのまま押し切って優勝したのです。このレースはまさに名勝負であり、名場面でした。ヴィクトワールピサが勝ったことで、ドバイワールドカップは初めて日本馬が制したのです。つまり、このヴィクトワールピサの勝利は日本を明るくするニュースだけにとどまらず、日本競馬のレベルの高さを世界に知らしめることになったのです。

しかも、このドバイワールドカップでは2着にトランセンドが入着しています。そのため、日本馬のワンツーフィニッシュになったのです。そのため、まさに日本競馬界にとってこのときのドバイワールドカップは名場面に相応しいのです。