G1競馬 名場面

G1

サラブレッドと騎手が一体となり、力を合わせて駆け抜ける競馬にはたくさんの名場面が残されています。特に花形ともいえるG1レースでは激闘が繰り広げられ、人々の記憶に残るシーンが毎年のように作られています。

1973年の皐月賞ではハイセイコーが活躍しました。ハイセイコーは地方レース出身の馬で、その実力を見出されて中央競馬へと移籍しています。皐月賞でも当然のように勝利が期待されていたものの、レース途中でコースからややはずれ、下位へと転落しかかってしまいます。しかしハイセイコーはゴール前に息を吹き返し、猛烈な勢いで駆け抜けて勝利を手に入れました。この時の疾走はハイセイコーの人気を高める結果となっています。

独走での到着ではなく、同時だったからこそ手に汗握るレースもありました。2010年のオークスで起こった同着は前代未聞の出来事として競馬氏に残されています。アパパネとサンテミリオンが競り合いながらも駆け込むと、結果は判定に持ち込まれます。この時のゴールはなんとまったくの同時で、史上初の同着1位として扱われました。同着1位は珍しく、滅多に起こらない名シーンです。

他にも競馬には多くの名場面が残されています。レースごとに重ねられるシーンの数々は、競馬ファンを魅了し続けています。

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